さてさて、新しい本の制作が進んどります。
企画が立ち上がり、話し合いを繰り返しながら、目次案を作り、今は中身のページサンプルや装丁(カバーや表紙、帯)などを製作中。装丁のイメージもだいぶ固まって、ホット一息。俺自身の好きなテイストが出せて、ちょっと満足。
本の場合、基本的には著者がいて、編集者がいて、デザイナーがいて。場合によってはカメラマンがいたり、イラストレーターがいたり。1冊の本はそれぞれの「特殊技術」を持ち合っての共同作業っす。
A-Worksの場合は基本、アニキが企画&著者。洋平が編集。オレがデザイン。
その3人がそれぞれに対してあ〜でもない、こ〜でもない、と思いつくままにブ〜ブ〜ケチをつけあいながら、いやいや、ブラッシュアップしながら、少しずつみんなが満足できる形に近づけていく。アニキとは普段ケンカすることなんてないが、本作りの時だけは別。意見が合わず、頭に血が上って電話のガチャ切り(最近は携帯電話の普及によリガチャっ!という音はしないけど、気分ね。気分。)なんて当たり前! んでも、その後冷静に自分の作った物を見てみると、アニキの言った通りだったりして・・・そんな時はまた直して、何事もなかったかのように、ご機嫌に電話し直してみたり・・・
毎回そんなことを繰り返しながら、そんでも、本ができた時はみんなで「やったぜ!」って思いたいから、ケンカしたり、褒めあったりしながら、毎回ひ〜こら本を創り続けてるわけです。
そんで、今回もそんなやり取りをしながら、ようやく装丁ができてきた!
装丁を作る時、まず始めにオレがすること。
それは、タイトルから湧いてくるイメージの「キーワード」をノートにひたすら書く。
「ド〜ンと勢いのあるタイトル」「楽しそう」「大きな感じ」「ハッピー」「ワクワク感」「ぶっ飛び感」・・・
その次に、この本に対して、みんなに持ってほしいイメージのキーワードをまたひたすら書きまくる。
「ガイドだけど、ガイドっぽくない。でもガイドだって分かる」「持っていてかっこ悪くないガイドブック」「シリーズ化できるロゴ&デザイン」「女の子も男の子も手に取れる」・・・
もうとにかく、思いつく限りバ〜〜ッと書いて、そんで、あとからそれをじっくり読み返しながら、「フムフム、なるほどね〜、これをぜ〜んぶ含むデザインね・・・って、オマエ、それは無理だろ〜!」って思うとこからスタート!
それでも気を取り直し、まずはひとつひとつのイメージを思いつく順番に適当ながら形にしてみる。
そりゃ〜もう適当でいいから、とにかくどんどん作っていく。
そうやっていくと、その中に「これかも?」と思うものがいくつかでてくるので、今度はそれを残して、もう少し丁寧に作っていく。
大きさを変えたり、色を変えたり、写真を入れたり・・・
そこで「これだ!」ってデザインに辿り着けば最高。そこからさらに細かい部分まで丁寧に作っていく。
ダメならまたイチから。今まで作ったもんを全部捨てちゃった方がいい。中途半端なアイディアにしがみついちゃうと、ほんと、新しいアイディアが出てこない。
オレの場合、とにかくそれを繰り返しながら、途中経過を仲間に投げて、意見をもらったり、気分転換でいろん本を見たり。
今回は2周目で「これだ〜!」というところに到達。まぁまぁの早さ。ダメな時は5周も6周もする時も。
タイトルはド〜ンと大きく元気に。地球からぶっ飛んで宙に浮いてる感じが出したくて、髪の毛の逆立った少年を逆さまにしてみた。タイトルは「銀箔押し」にして、きりっとクールに。でも、ちょっと楽しそうにしたくて、ワンポイントで大好きな「スマイリー」を。びっくりマークだけは黄色に。
旅の写真は丸くして地球をイメージ。帯のデザインは多少の変更有り・・・
どうだろう?
ノートに書き殴った「キーワード」はカタチになってみんなに伝わるだろうか・・・?
こればかりは、発売してみないと、分からないのが怖い&ワクワク。それもまた楽しい。
さて、このあとはいよいよ中身のページ。
今は第1弾のサンプルを仲間に見せて意見をもらい、オレなりに作り直してるところ。
できたらまた見てください。
とにかく、一生に一度は行ってみたい!と思える「ドリームト・トリップ」を集めた最強の旅ガイドができそう。マジ?と思える旅が満載。でも、ちゃんと行ける。それがミソ。
オレも頑張って、みんながページをめくった時に「ワクワク」しちゃうようなデザインを、もう少し試行錯誤してみます!
ほいでは!
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