先日、東京上野にある国立科学博物館へ
「グレートジャーニー人類の旅 この星に、生き残るための物語。」
を見に行ってきました。
20万年前にアフリカで生まれた私たちホモ・サピエンス。
6年前から地球上に拡散し、どうやって環境に対応し、どう生き残ってきたのか……
探検家で医師でもある関野吉晴さんが自分の足や腕を使って、
人類拡散ルートを遡る途中で見てきたもの、得たものを展示しています。
展示は、熱帯雨林や乾燥地帯、高地、極北に分かれており、
住居、衣服、食事など実際使われていた道具、模型を近くで見ることができます。
現地で食べられている料理レシピには、ラクダのこぶ煮込みなど「おぉ!」と驚くようなものも。
さらにミイラや干し首などの珍しいものから、関野さんが先住民のヤリと交換したパンツまで!
3Dシアターでは、様々な先人たちが生き抜いてきた結果、私たちがいるのだという思いが溢れてきて、なんだかとりあえず頑張ろう!という気になりました。
その日は、関野吉晴さんと椎名誠さんのトークライブがありました。
関野さんがアマゾンで滞在していた先住民族の話、
多様な民族がいるから面白いのであって違うからと見下すのは愚かな事だという話、
日本の浪費社会は世界でもトップクラスという話、
死を意識するから未来を考えるけど、先住民族たちは今を大切に行きていた話、
関野さんが漂流中に考えていたことなど、1時間半があっと言う間。
お二人のゆるりとした雰囲気も、素敵でした。
そうそう旅ってこういう異文化に紛れ込むのが楽しいんだよね。あー旅に行きたい!
というのが正直な感想。
人間はどんな所にも適応できるし、今の生活は先人たちの知恵の積み重ねだということを再確認。
ぜひ、多くの人に見てもらいたい展示です。
comment (0)
| trackback (0)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。