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つくる、つくる、またつくる。その2 /minoru
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[ 2009.8 月.13 ]
ワンプラスワン。 本の顔になるカバーと帯、そんで表紙を制作。 事務所のカラープリンターで出力して、カッターで切り、「束見本」っていう、文字通り束(つか=本の厚さ)を見るために作るサンプルの本に巻いてみる。いつもそうやって出来上がりをイメージする。上の写真はカバーに帯を巻いた、みんなが書店で見かける状態。 これを眺めながら、細かい直しを入れたり、実際に使う紙や加工方法を考える。 今回は、ちょいと贅沢して、帯の灰色の文字部分を「銀箔押し」にしようかなと思ってます。
ほんで、帯を取ると中はこんな感じ。 2人並んだエルビスプレスリー。 さて、この意味は・・・?
ちょいと、森永さんが書いた文章から。
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〜〜〜 KING of ROCK’N ROLL、エルヴィス・プレスリーはこの世で絶対無二を象徴する存在だった。そのプレスリーがいなければ、ジョン・レノンもボブ・ディランも、ボノもいなかった。ロックの歴史も築かれなかった。 プレスリーの中に、ONE+ONEの神話を発見したのはアンディ・ウォーホルだ。ウォーホルはプレスリーのポートレイトを制作した。それは「ダブル・イメージ」と題され、カウボーイ姿のプレスリーがふたり重なるように立っている。 プレスリー+プレスリー。 プレスリーはふたりいたのだ。 KING of ROCK’N ROLLとなったアーロン・エルヴィス・プレスリーと、もうひとりジェシー・ギャロン・プレスリー。ふたりは双子だった。1935年1月8日、ふたりのプレスリーは誕生した。先に生まれたのはギャロンだった。しかし、彼は生を享けることなく亡くなった。生を享けたのは、エルヴィスだった。 母の胎内の中でふたりは相棒だった。教会にかよう母の胎内の中で、ふたりはゴスペルを聴いていた。だから、3歳の時にエルヴィスはゴスペルを歌えるようになっていた。 もし、ギャロンが生きていたら、3歳の時にふたりでゴスペルを歌っていただろう。その後も、ギャロン・プレスリーとエルヴィス・プレスリーはデュエットしつづけたかもしれない。ウォーホルが作品にしたように、ポートレイトは双子のプレスリーになったかもしれない。〜〜〜つづく。
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これは知らなかった。ちょっと驚きのストーリー。 その印象が強くて、ウォーホルが創った作品に引っ掛けて今回のカバーデザインができた。 エルビスが二人並んで「なぜ相棒?」っていう自分の中に湧いた「?」と、読んだあとの「なるほど!」っていう気持ちを本を読んだ人にも感じてもらえると嬉しいんだけどな。
さて、残るは表紙。 カバーと帯を外すと・・・
これが中身のデザインでした。 見えないオシャレですが・・・・ ぜひ、本屋さんでちらっと見てやってください。
さて、まだまだいくぞ〜
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posted by minoru
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