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世界一周に旅立った男　／youhei

[ 2006.12 月. 5 ]

タッグを組んでいる仲間の会社・サンクチュアリ出版に、
かつて、ひとりの男がいました。
イッセキ（本名）という名の栃木出身の自称ナイスガイです。

イッセキは、サンクチュアリ出版で、
「営業」、「販促」、「人筆の筆」を担当していました。

※筆としての仕事ぶりは以下のページからご覧ください。
【サンクチュアリ出版・2006年、新年のご挨拶映像】

そんな仕事熱心な彼が、ある日、こんなことを言ってきました。

ようへいさんっ、俺っ、会社辞めて、世界一周してきますっ！
『WORLD JOURNEY』読んでいたら、
もう我慢できなくて・・・。
俺、世界を見て、もっとでっかい男になりますっ！！

どうやら彼は、昨年A-Worksが出版し、
自分が営業していた本、『WORLD JOURNEY』に感化されて、
ひとつの「自由への扉」が開いちゃったようなのです。

もちろん、編集者としては非常に嬉しいことなのですが、
まさか身近なところから本当に旅立つ奴が出るとは・・・と驚きました。

★

それからイッセキは、
すぐに辞表を社長に叩きつけ、飛行機で世界へと・・・

と、行けばかっこいいんですが、
なぜかその後も数ヶ月間会社に残り、
やっと会社を辞めたと思えば、実家に帰り親のスネをかじったり、
東京に戻ってきて、無理やり友人の家に居候したり、
友人たちと本気でケイドロしたり、ちょっと太ったり・・・
というプータロー生活を続けていました。

あれ、こいつもしかして本当は行く気ないのかな？
ただ会社を辞めたくて、言い訳として「世界一周」を口走ったのかな？

・・・と疑い始めた11月の初旬。

俺、今月の26日に出発しますよー！！

と、世界一周出発宣言。

そんなこんなで、「世界一周してきます！」という言葉を聞いてから、
８ヶ月くらい経って、ようやく旅立っていきました。

★

出発前、彼と交わした最後の言葉は･･･