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おつかれ〜 /minoru

[ 2007.3 月.21 ]

20070320235047


ふひ〜。
「NO TRAVEL, NO LIFE」。
今日ようやく入稿を終え、久しぶりの静かな夜。
お気に入りの洋服屋をのぞいたり、何気なくテレビを見たり、しばらくほっぱらかしてた英語の勉強を再開したり・・・
そういえば、6月からはずっと憧れていたアメリカ西海岸、ロサンゼルスへ行くんだ。
旅先からブログを更新、なーんて、ちょっとカッコいいな。
英語、頑張ろっと。

今回は、ホント、よく話しながら創った本だ。
著者の須田さんと、編集の洋平と、写真の1枚1枚に、言葉のひとつひとつに、デザインの1ページ1ページについて、本当に良く話し合いながら創った。
最初のうちは、写真と文章のセレクトひとつをとっても、意見の食い違いが多々あった。
俺も須田さんも「妥協案」を探ることを知らないから、「本当に2人とも納得」っていう本が、果たして出来るのかな?と不安になることもあった、正直。多分、須田さんもそうだったと思う。そんで、それを横で見ている洋平も、さぞかし心配だったはず。
文章の並び順に関しても、最初はもめた。それでも、その度に3人で話し合い、小さな納得を積み重ねていくうちに、いつからか、3人の呼吸がぴったりと合ってきた。
須田さんと洋平、2人が考え抜いた末に出てきた文章とその並び順に、単純に、俺は感動して、俄然ヤル気はみなぎった。
須田さんの文章を何度も読むことで、写真を何度も見直すことで、少しずつ須田さんの気持ちを理解出来るようになってきた。そんで、その須田サンの気持ちを読者の人たちにストレートに伝える方法を何度も模索した。
お互いに言いたいことを言い合うほど、次第にリスペクトしあう気持ちも大きくなって、選ぶ写真も、その写真を活かすためのレイアウトも、いつからかぴったりと意見が合うようになっていた。
須田サンはデザイナーじゃないけれど、誰よりも強い本への思い入れや、写真を見続けてきたきたからこそ分かるそのトリミングやレイアウトのセンスから、俺自身、多くのことを学ぶことが出来た。
今回もまた、得るものが多い、楽しい本作りができた。
須田サン、ありがとう。

俺は人と仲良くなるのが苦手だから、何かモノを創ることでしか、なかなか人とつながることが出来ない。
でも、いつもははっきりと言えない自分の想いも、モノ作りのなかでは思い切って言える。
モノ作りを一緒にすることで、相手のことをもっと深く知れる気がする。俺のことも分かってもらえる気がする。
だから、ちょっとひと休みして、また明日から、モノ作りを開始しようと思う。
モノ作りは単純に、楽しい。んでも、俺の場合はモノ作りは、同時に「仲間探し」でもある。
色んな人とモノ作りをしながら、言いたいことを言い合って、一緒にうまい酒を飲んで、すこしずつすこしずつ、ひとりひとり、一生付き合っていける大事な仲間を増やしていければ、モノ作りももっともとっと楽しくなっていくはずなんだ。
そんな感じで、一生やっていけたらな、と思う。

さて、また明日から「仲間探し」始めます。

今度はどんな人が、俺の目の前に現れるのやら・・・
たのしみ。

そして、須田サンの本、みんなの手に届くまで、あと少し、手を抜かずに頑張ります。

とりあえず、入稿完了。
須田サン、洋平、そしてまわりで手伝ってくれたみんなも、本当におつかれさま&ありがとう。

posted by minoru | comment (2) | trackback (0)

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コメント

ホ.ガンハ

久しぶりぶり~~

皆様元気だったんですか?
最近来れなくてすいません。
仕事で忙しかったので、これなかったんです。

一応、社会人だからね。(笑)
また新しい本が出るんです?

アユムさんの本じゃないみたいなんですけど、いつのまにか
アタシも須田サンのファンになったのでこの本も楽しみにしてお待ちします。!!

 今度の本は日本に行けないから
ネットで買わなきゃ、

向こうの天気はどうでしょうか?
桜は咲いたんですか?

 こっちはまだなんですけど、
もうちょっと!って感じかな(笑)

 再来週の週末には友だちと花見に行くことにしました。

 もうワクワクしてますけどね!
桜満開~~頑張れよ~~!!!!

micco

はじめまして、miccoです。

「俺は人と仲良くなるのが苦手だから、何かモノを創ることでしか、なかなか人とつながることが出来ない。」という言葉を見て、何か気になるというか、共感するようなものを感じたので、コメントさせて頂きました。

私もその一人かもしれないですね。私は小さい頃、好奇心旺盛で活発な女の子でしたが、聴覚障害の為に、音と声と言葉を知らない子供でした。でも、それは不幸ではないんだよね。健常者では経験出来ないことや発見があり、楽しいことがありました。
だから、MINORUサンはイイ意味で、人と仲良くすることが苦手であることから、アートセンスを持つことが出来たんだと思う。私もそう。
また、アートを通して、人と仲良くできること、仲間ができることは素晴らしいこと。それは凄い事なんだと思う。

それとね・・

苦手な方が、下手くそな方がイイんだよ。

逆に、本当に仲のイイ人、本当に仲間と呼べる人を、見つけやすいから。(ほんとうに!笑)


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