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生みの苦しみ / キャッチコピー /youhei

[ 2006.12 月. 4 ]

書店で本を手に取るとき、何を見ていますか?

目的買いの場合は別ですが、ほとんどの場合、
「装丁(表紙)」と、「タイトル」と、その本に巻いてある「帯に書いてある言葉」に、なんとなく惹きつけられ手に取っているはずです。
今日は、この「帯に書いてある言葉」=キャッチコピーについて書きます。

現在、日本では年間8万冊近くの本が出版されています。
つまり「今日発売!」という本が、1日200冊くらいあるということです。

その中で選ばれた本が、書店の棚に並び、
お客さんはその数ある本の中から、1冊の本をなんとなく手に取り、
パラッとめくり買っていくわけです。

そう、書店は超激戦なんです。
すべての本が「俺を手に取ってくれ!」とそれぞれの魅力を放つよう、工夫されています。その工夫のひとつが、キャッチコピーです。

コピーは、たった一言。
その一言が、作品の命運を左右すると言っても過言じゃありません。
たった一言で、何万部、何千万円と違ってくることがあります。

「あ!」とお客さんの心をくすぐり、読んでみたいと思わせる一言。
それがコピーです。

そのコピーを生み出す人、それがコピーライター。
コピーライターと言われて思い出す人といえば・・・
やっぱり、糸井重里さんですね。
糸井さんはバスプロでも徳川埋蔵金掘り屋さんでもないですよ。
日本を代表する天才コピーライターです。

糸井さんの生み出したコピーは、誰もが一度は耳にしたことがあると思います。
例えば・・・

「生きろ。」 - 映画『もののけ姫』
「くう、ねる、あそぶ」 - 日産自動車『セフィーロ』
「好きなひとが、できました。」 - 映画『耳をすませば』
「愛は地球を救う」-TV『24時間テレビ』


特にスゴイなぁと思うのが、『もののけ姫』のキャッチコピー

生きろ。

たった3文字! それなのに世界観が連想できる圧倒的な響き。
コピーとはときに、長々と書いた企画書よりも、
よっぽど説得力がある場合があります。


ちょっと話が長くなりましたが、
そんなコピーを生み出すために、今、苦しんでいるわけですよ。
ここ数日、ずっと。いろんな言葉が頭の中をグルグルしています。
まさに生みの苦しみです。

これまでいくつもの言葉が生まれ、そして死んでいっています(笑)。
確かに苦しい。でもなんか好きなんすよね、この仕事。

さぁ、おりて来い。
生み出せ、俺!


・・・ということで、ココアでも飲もーっと。

posted by youhei | comment (2) | trackback (0)

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コメント

youhei

ありがとうございます。
参考にさせていただきます(笑)。
「生きるってすばらしい」
いいところついています。
コンセプトにあっていますよ!

yohei fujii

海。陸。空。
生きるってすばらしい。

んー難しい。
すみません、勝手に考えてみました。

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