[ 2007.1 月.12 ]

ふぅ〜っと一息ついています。
あけましておめでとう！といいたいところだけど、オレの年明けは１６日の締め切りの後。印刷会社の人にデザインデータを渡した瞬間。まさに、その瞬間にオレの２００７年が始まるって感じ。
さて、もうちょいだ。

んでも、今日は「本の顔」、カバーや帯、表紙などが出来上がり、ちょっとほっとした日でもあった。
本のデザインの中でも「装丁」と呼ばれる本のカバーや表紙を創る作業は、やっぱり特別な緊張感がある。
だって、どんなけ中身が良くできていても、カバーのデザインが悪ければ、はじめは誰も手にも取ってくれないもんね。
まさに、本の売れ行きに大きく関わってくる部分。
「ジャケ買い」されるような本を目指して、本のタイトルやメッセージの「ど真ん中」を表現するために、最後までとことん悩みまくるのがこのカバーデザイン。今回も、ほんと、悩みました〜。

装丁を最初の方に創る人もいるけど、オレの場合、装丁を創るのは最後。
１〜２ヶ月間、繰り返し繰り返し原稿に目を通し、写真を眺め続け、その本のことだけをひたすら考え続けてると、最後の方になって、ようやくその本の持つ本当のメッセージ（著者が本に込めたメッセージ）が見えてくる・・・ような気がする。あとはそのとき感じ取ったイメージというか、直感みたいなものをなんとか目に見える形に表現していくんだけど・・・うん、なんとか表現出来たような気がするんだけどな。

ま、見てください。

これがカバー。

これが帯付き。

これが裏面。

これが本体の表紙。

と、まぁ、こんな感じです。
優しさと強さ、真面目さと不真面目さ、シャウトしたくなるような心の叫びと、カッコつけつつ、完全にクールになりきれないズッコケ感・・・そんな「愛すべき人間像」をこのカバーに込めたつもりです。それがみんなに伝わるかはわからないけど、本を読んだ時に、そんな部分を少しでも感じてもらえたら嬉しいな。

これからはいよいよラストスパート。中身の仕上げ作業。
残り４、５日。
いい本を創ります。

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